リリースノート¶
- CHANGE
後方互換性のない変更
- UPDATE
後方互換性がある変更
- ADD
後方互換性がある追加
- FIX
バグ修正
2023.2.7¶
バグフィックスアップデート
- リリース:
2024-04-24
[FIX] レガシー録画機能または録画機能(セッション単位)利用時の録画停止処理中に、新規コネクションが参加した際に、そのコネクションが切断されるまで、録画停止処理が完了しない問題を修正しました
[FIX] レガシー録画機能にて録画停止処理中に録画の開始および StopRecording API 実行した際
RECORDING-INTERNAL-ERRORが返されていたのをSTOPPING-RECORDINGを返すように修正しました[FIX] クラスター有効時に、ごく稀にノード起動に失敗することがある問題を修正しました
2023.2.5¶
ホットフィックスアップデート
- リリース:
2024-03-08
[FIX] 録画機能で録画中、出力済の分割録画ファイルのファイルディスクリプタを掴み続ける問題を修正しました
2023.2.4¶
ホットフィックスアップデート
重要
このリリースはクラスターをご利用いただいているお客様にのみ提供しております。
- リリース:
2024-02-27
[FIX] クラスター利用時にでリーダーノードがダウンした場合に、他のノードのセッションも終了してしまう問題を修正しました
2023.2.3¶
バグフィックスアップデート
- リリース:
2024-02-07
[FIX]
"multistream": falseを指定して接続した場合に、配信/視聴ができない問題を修正しました[FIX] セッションウェブフックが一部の HTTP サーバーで正常に処理できず、エラーになる問題を修正しました
[FIX] データチャネルの終了時にクライアント側でワーニングが出力される問題を修正しました
2023.2.2¶
バグフィックスアップデート
- リリース:
2024-01-04
変更履歴¶
[FIX]
sora.confの event_webhook_url が未指定の状態で録画を開始した場合、セッションが破棄されない問題を修正しました[FIX] ウェブフックで mTLS 利用時に、特定の条件下でクライアント証明書を送らなくなる問題を修正しました
ウェブフックで HTTPS を利用する場合は TLS 1.2 のみを利用するように変更しました
[FIX] ウェブフックで mTLS 利用時に、 CA 証明書が指定されていない場合に OS 組み込みの証明書を利用できない問題を修正しました
[FIX] 統計エクスポーターで mTLS 利用時に、 CA 証明書が指定されていない場合に OS 組み込みの証明書を利用できない問題を修正しました
[FIX] 音声ストリーミングで mTLS 利用時に、 CA 証明書が指定されていない場合に OS 組み込みの証明書を利用できない問題を修正しました
[FIX] API ログの書き込みに失敗した場合でも、 API の処理を中断しないように修正しました
[FIX] PurgeClusterNode API の API ログ操作名が
LeaveClusterとなっていたのをPurgeClusterNodeに修正しました[FIX] クラスターに参加済のノードが、別クラスターに対する JoinCluster API を受け入れてしまう問題を修正しました
[FIX] 録画機能で大幅にパケットの到着が遅れている場合、分割録画に失敗することがある問題を修正しました
2023.2.0¶
メジャーアップデート
- リリース:
2023-12-20
ハイライト¶
セッション単位で録画する新しい録画機能を追加しました
今までの録画機能は レガシー録画機能 と名前を変更しました
レガシー録画機能と新しい録画機能は別チャネルであれば同時に利用することができます
レガシー録画機能は 2025 年 12 月リリース予定の Sora にて廃止されます
詳細は 録画機能 (セッション単位) をご確認ください
接続単位で録画をブロックできる機能を追加しました
今まではチャネルに参加している全ての接続が録画されていましたが、新しい録画機能では接続単位で録画をブロックできるようになりました
新しい録画機能でのみ利用できます
より大規模な配信を可能にする配信ワーカー機能を追加しました
今まで音声や映像をクライアントに配信するワーカーは 1 つでしたが、配信するワーカーを複数にすることで、より多くのユーザーに配信することができるようになりました
データチャネルの負荷を下げるために SCTP パケットのチェックサム計算を省略する機能を追加しました
利用するにはクライアント側もチェックサム計算を省略する機能に対応している必要があります
ウェブフックで IPv6 アドレスが利用できるようになりました
ウェブフックなどでルート CA 証明書に OS 組み込みのものを利用するようにしました
正式版¶
セッションウェブフック が正式版になりました
DataChannel 経由のシグナリング が正式版になりました
メッセージング機能 が正式版になりました
廃止情報¶
sora.confのlegacy_log_formatを廃止しました詳細は sora.conf の legacy_log_format の廃止 をご確認ください
sora.confのlegacy_log_extensionを廃止しました詳細は sora.conf の legacy_log_extension の廃止 をご確認ください
sora.confのlegacy_webhook_audio_video_json_structureを廃止しました
破壊的変更¶
sora.confの signaling_notify_metadata をfalseにした場合でもシグナリング通知のdataが含まれるようになりましたsora.confの以下の設定を全てfalseにした場合、シグナリング通知のdataが含まれなくなりました実験的機能のクラスター機能利用時のセッションウェブフック session.destroyed に
connectionsが含まれなくなりました実験的機能のクラスター機能のログを
cluster.jsonlに出力するよう変更しました実験的機能のセッションウェブフック audio-streaming.started に
max_connectionsとtotal_connectionsが含まれなくなりました実験的機能のセッションウェブフック audio-streaming.started に
max_connectionsとtotal_connectionsが含まれなくなりました
変更履歴¶
[CHANGE] ウェブフックなどで利用するルート CA 証明書に OS 組み込みのものを利用するように変更しました
Ubuntu の場合は
apt install ca-certificatesでインストールされる証明書を利用しますRHEL の場合は
dnf install ca-certificatesでインストールされる証明書を利用します詳細は ウェブフックリクエストなどの送信先サーバー証明書の検証に利用する OS 組み込みのルート CA 証明書について をご確認ください
[UPDATE] DataChannel を利用したメッセージングのみで接続する場合に
roleがsendrecv以外でも接続ができるようになりました[ADD] シグナリング
"type": "offer"にchannel_idとsession_idを追加しました[ADD]
connection.jsonlのice_connection_stateに ICE コネクションステートcheckingとdisconnectedだった時間を追加しました[ADD] Sora が利用している Erlang VM の設定を追加できる環境変数
SORA_ADDITIONAL_ERL_ARGSを追加しました[ADD] 認証成功時の払い出しに検証用の RTP パケットロスシミュレーターの設定値、
rtp_packet_loss_simulator_incomingとrtp_packet_loss_simulator_outgoingが指定できるようになりました[ADD]
sora.jsonlとinternal.jsonlに UUIDv4 を Base32 でエンコードしたユニークな ID を含めるようにしました"id": "base32(uuidv4)"
[FIX] データチャネルで利用する SCTP のストリーム ID 採番を RFC 8832 に準拠させました
[FIX] 録画機能で H.264 利用時に送られてくる分割ペイロードが壊れている場合は処理をスキップするように修正しました
OBS WHIP¶
これは実験的機能です
[ADD] OBS WHIP で User-Agent として送られてくる情報を sora_client としてウェブフックで送信するようにしました
"sora_client": { "raw": "Mozilla/5.0 (OBS-Studio/30.0.0; Mac OS X; ja-JP)", "type": "OBS-Studio", "version": "30.0.0", "environment": "environment":"Mozilla/5.0 (OBS-Studio/30.0.0; Mac OS X; ja-JP)" },
[ADD] OBS WHIP で AV1 が動作するようにしました
OBS WHIP で AV1 を配信する仕組みは 2024 年 4 月 現在、 OBS には組み込まれていません
転送フィルター機能¶
これは実験的機能です
転送フィルターに version や metadata が指定できるようになりました。
version を指定することで、転送フィルターの更新 API が並列で実行されても期待した値に変更することができるようになりました。
[ADD] 転送フィルターに
versionを設定できるようになりました[ADD] 転送フィルターに
metadataを設定できるようになりました[ADD] 転送フィルター API CreateChannelForwardingFilter と CreateConnectionForwardingFilter に
versionを指定できるようになりました[ADD] 転送フィルター API CreateChannelForwardingFilter と UpdateChannelForwardingFilter に
metadataを指定できるようになりました[ADD] 転送フィルター API CreateConnectionForwardingFilter と UpdateConnectionForwardingFilter に
metadataを指定できるようになりました[ADD] 転送フィルター API UpdateChannelForwardingFilter と UpdateConnectionForwardingFilter API に指定した
expected_versionが既存のversionと一致していない場合は更新エラーになるようになりましたexpected_versionが既存のバージョンと一致した場合のみdesired_versionで指定した値でversionの値を更新します
[ADD] セッションウェブフックの戻り値に
versionとmetadataを指定できるようになりました[ADD] 認証成功の払い出し時に
versionとmetadataを指定できるようになりました[ADD] シグナリング時に
versionとmetadataを指定できるようになりました
セッション API¶
[ADD] 指定したセッションを取得する GetSession API を追加しました
channel_idを指定してセッションを取得します
[ADD] セッション一覧を取得する ListSessions API を追加しました
全てのセッション一覧を取得します
録画機能¶
[ADD]
sora.confに単一録画ファイルと分割録画ファイルの両方を出力する機能を有効にするかどうかを指定する recording_dual_output を追加しましたデフォルトは
trueですfalseに指定した場合は単一録画ファイルと分割録画ファイルの両方が出力のパターンを指定できなくなります
[ADD]
sora.confに録画期限の最大値を指定する recording_max_expire_time を追加しましたデフォルトは
86400 sです設定できる最大値は
86400 sですレガシー録画機能では一括録画と一括&分割録画で
expire_timeが指定できます新しい録画機能(セッション単位)では一括録画、分割録画、一括&分割録画で
expire_timeが指定できます
[ADD]
sora.confに分割録画時の分割時間の最大値を指定する recording_max_split_duration を追加しましたデフォルトは
86400 sです設定できる最大値は
86400 sです
[ADD]
sora.confに一括録画を含む場合に録画期限の設定を要求する recording_expire_time_required を追加しましたこの設定は一括録画時に録画ファイルが大きくなりすぎるのを防ぐための設定です
デフォルトは
falseですこの設定を
trueにした場合、一括録画を含む場合にexpire_timeが必須になりますこの設定を
trueにした場合、レガシー録画機能ではexpire_timeに0以外の値を指定する必要がありますこの設定を
trueにした場合、新しい録画機能(セッション単位)ではexpire_timeの値を指定する必要がありますこの設定を
trueにした場合でも分割録画のみの場合はexpire_timeは必須になりません
新しい録画機能 (セッション単位)¶
今までの録画機能は レガシー録画機能 と名前を変更しました。
レガシー録画機能と新しい録画機能は別チャネルであれば同時に利用することができます。
[ADD]
sora.confにレガシー録画を有効にするかどうか指定する legacy_recording を追加しましたデフォルトは
trueですfalseにした場合、レガシー録画機能が利用できなくなりますこの設定は移行用の設定で、 2025 年 12 月リリース予定の Sora にて廃止されます。
[ADD] セッションウェブフック
session.created時に"recording": trueを指定することで録画を開始します[ADD] セッションウェブフック
session.created時に"recording_expire_time"を指定することができるようになりましたセッション破棄時に録画は自動で終了します
セッション破棄前に期限が来た場合はそこで録画は終了します
[ADD] セッションウェブフック
session.created時に"recording_split_duration"を指定することができるようになりました[ADD] セッションウェブフック
session.created時に"recording_split_only"を指定することができるようになりました[ADD] セッションウェブフック
session.created時に"recording_metadata"を指定することができるようになりました[ADD] セッションウェブフック
recording.startedを追加しました[ADD] セッションウェブフック
recording.reportを追加しました[ADD] 新しい録画用の StartRecording API を追加しました
セッション破棄時に自動で録画は終了します
expire_timeがオプションになっていますexpire_timeデフォルトは未定義です
[ADD] 新しい録画用の StopRecording API を追加しました
詳細については 録画機能 (セッション単位) をご確認ください。
移行については レガシー録画機能から新しい録画機能 (セッション単位) への移行 をご確認ください。
新しい録画機能 (セッション単位) における接続単位の録画ブロック機能¶
これは実験的機能です
この機能は新しい録画機能 (セッション単位) でのみ利用できます。レガシー録画機能では利用できません
[ADD] 認証成功時に
"recording_block": trueを払い出すことで、その接続の録画をブロックし、録画ファイルの出力を拒否できるようになりましたこれは録画が有効になっていない場合に払い出しても問題ありません
この値を途中で変更することはできません
[ADD] イベントウェブフック
connection.{created, updated, destroyed}のdataに"recording_block"の項目を追加しました認証成功時に
"recording_block": trueを払い出していればtrueに、それ以外はfalseになります
シグナリング通知メタデータ¶
sora.conf で signaling_notify_metadata を false にした際の挙動を変更しました。
[CHANGE]
sora.confのsignaling_notify_metadataをfalseにした際でもdata項目が含まれるようになりましたdataのmetadataとauthn_metadataとauthz_metadataは含まれません
[CHANGE]
sora.confで以下の設定を全てfalseにした場合、シグナリング通知のdataが含まれなくなりました[FIX]
sora.confでsignaling_notify_metadataをfalseにした際にも、シグナリング通知のdata項目のauthn_metadataとauthz_metadataが含まれてしまう問題を修正しました
外部への HTTP リクエストに HTTP ヘッダーを追加¶
ウェブフックや統計エクスポーター、音声ストリーミングを利用した際の外部への HTTP リクエストに、
x-sora- prefix とは別に sora- prefix の HTTP ヘッダーを追加しました。
これは RFC 6648 による x- prefix の非推奨化に準拠するためです。
今後 x-sora- prefix は非推奨になります。
現時点で具体的な時期は決まっていませんが、将来的に 1 年以上の移行期間を設けて廃止する予定です。
[ADD] セッションウェブフックに
sora-session-webhook-typeヘッダーを追加しましたすでにある
x-sora-session-webhook-typeヘッダーは将来的に廃止予定です
[ADD] イベントウェブフックに
sora-event-webhook-typeヘッダーを追加しましたすでにある
x-sora-event-webhook-typeヘッダーは将来的に廃止予定です
[ADD] 統計エクスポーターに
sora-stats-exporter-typeヘッダーを追加しましたすでにある
x-sora-stats-exporter-typeヘッダーは将来的に廃止予定です
[ADD] セッションウェブフックに
sora-session-idヘッダーを追加しました[ADD] イベントウェブフックに
sora-connection-idヘッダーを追加しました[ADD] イベントウェブフックに
sora-session-idヘッダーを追加しました
ウェブフック¶
[CHANGE] セッションウェブフック
audio-streaming.startedにmax_connectionsとtotal_connectionsが含まれなくなりました[CHANGE] セッションウェブフック
audio-streaming.stoppedにmax_connectionsとtotal_connectionsが含まれなくなりました[CHANGE] クラスター機能利用時のセッションウェブフック
session.destroyedにconnectionsが含まれなくなりました[ADD]
sora.confにウェブフックで IPv6 利用する webhook_ipv6 を追加しましたデフォルトは
falseですこの設定を有効にしない限りウェブフックで IPv6 は利用できません
[ADD]
sora.confにイベントウェブフックconnection.updatedの送信間隔を変更する connection_updated_webhook_interval を追加しましたデフォルトは
1 minです最小は
1 minです最大は
10 minです時間単位は
minのみが指定できます
[ADD]
sora.confに 録画イベントウェブフックsplit-archive.availableを送信しないようにする ignore_split_archive_available_webhook を追加しましたデフォルトは
falseです
[ADD] 接続イベントウェブフック
connection.{created, updated, destroyed}に ICE コネクションステートがcheckingとdisconnectedだった時間の項目を追加しましたdata.ice_connection_state.total_checking_duration_msにcheckingだった合計時間(ミリ秒)が入りますdata.ice_connection_state.total_disconnected_duration_msにdisconnectedだった合計時間(ミリ秒)が入ります
[ADD] 認証ウェブフックに
spotlight_focus_ridとspotlight_unfocus_ridを追加しましたspotlightがtrueの時だけ追加されます
[ADD] 接続イベントウェブフック
connection.{created, updated, destroyed}に ICE コネクションステートのcheckingとdisconnectedの時間を通知する項目を追加しましたice_connection_state項目を追加しましたice_connection_stateにtotal_checking_duration_msにcheckingだった合計時間(ミリ秒)が入りますice_connection_stateにtotal_disconnected_duration_msにdisconnectedだった合計時間(ミリ秒)が入ります
"data": { "ice_connection_state": { "total_checking_duration_ms": 0, "total-disconnected_duration_ms": 0 } }
[ADD] セッションウェブフック session.updated を追加しました
クラスターが有効時には
connectionsは含まれません録画機能 (セッション単位) 有効時に
recording項目が含まれます
[ADD] セッションウェブフック
session.destroyedにreasonが含まれるようになりましたreasonには以下が含まれますnormal正常終了
terminated_apiTerminateSession API を利用した終了
abort異常終了
[ADD]
sora.confにセッションウェブフック session.updated を送信しないようにする ignore_session_updated_webhook を追加しましたデフォルトは
falseです
[ADD]
sora.confにセッションウェブフック session.updated の送信間隔を変更する session_updated_webhook_interval を追加しましたデフォルトは
1 minです最小は
1 minです最大は
10 minです時間単位は
minのみが指定できます
[FIX] 認証ウェブフックで
simulcast_ridはspotlightがtrueの場合は追加しないようにしましたsimulcastがtrueかつspotlightがfalseの時だけ追加されます
データチャネル¶
[ADD] データチャネルの SCTP のパケットのチェックサム計算を省略する仕組みを追加しました
データチャネルは DTLS レイヤーでデータ保護が行われているため、 SCTP のチェックサムは追加の整合性を得ることができないため省略することができます
クライアント側もチェックサム計算を省略する機能に対応している必要があります
データチャネル利用時の CPU リソースがクライアント、SFU ともに節約されます
https://datatracker.ietf.org/doc/html/draft-ietf-tsvwg-sctp-zero-checksum
[ADD] SCTP のチェックサムを省略した回数の統計情報を追加しました
total_received_sctp_zero_checksumtotal_sent_sctp_zero_checksum
クラスター機能¶
これは実験的機能です
Sora 2023.1.x で構築されているクラスターは Sora 2023.2.x へローリングアップデートで移行できます。
警告
2023.2.x から 2023.1.x へのローリングアップデートは行えません。クラスターを再構築する必要があります。
[CHANGE] クラスター関連のログは
cluster.jsonlに出力するよう変更しました[ADD] 最新のバージョンと 1 世代前のバージョンの Sora ノードが混在する状態でのクラスター運用ができるようになりました
全てのクラスターに参加するノードが同じバージョンになるまでは 1 世代前のバージョンと混在できる仕組みを追加しました
Sora 2023.2.xと2023.1.xで、特定のノードのアップデートが難しい場合でも、先に他のノードをアップデートすることができるようになりますクラスターに 1 世代前のバージョンのノードが混在している場合、新しい接続は全て古いバージョンのクラスターの仕組みを利用します
全てのノードが新しいバージョンのクラスターになったタイミングで、新しいバージョンのクラスターの仕組みを利用しはじめます
詳細については クラスター機能 をご確認ください。
注釈
InitCluster API でクラスターを初期化する際には、新旧バージョンは混在させないでください。また Sora 2023.2.x で構成されたクラスターに JoinCluster API で Sora 2023.1.x のノードを参加させることはできません。
配信ワーカー機能¶
これは実験的機能です
配信ワーカー機能は音声や映像を配信するワーカーを複数用意することで、 1 チャネルで高ビットレートの映像をより多くのクライアントに配信することができるようになります。
[ADD] sora.conf に音声や映像の 1 配信に利用する配信ワーカー数を指定する rtp_publish_worker_number を追加しました
デフォルトの配信ワーカー数は 1 です
同時に 100 クライアント以上へ配信する場合はまず 10 を設定することを推奨します
ワーカー数が 10 であれば 1 チャネル 1000 クライアント以上の配信ができるようになります
最小は 1 で、最大は 500 です
ワーカー数の設定を 10 以上で検討している場合はまずサポートにご相談ください。
詳細については 配信ワーカー機能 をご確認ください。
シグナリング通知メタデータ拡張機能¶
これは実験的機能です
[ADD] 認証成功時に、シグナリング通知メタデータ拡張の初期値を払い出す
signaling_notify_metadata_extを追加しました。sora.conf にて signaling_notify_metadata_ext を有効にしている必要があります
デフォルトは
{}です
統計エクスポーター¶
これは実験的機能です
[ADD]
sora.confに統計エクスポーターをデフォルトで有効にするかどうかの default_stats_exporter を追加しましたデフォルトは
trueです
[ADD] 認証成功時の払い出しで接続単位で統計エクスポーターを有効にするかどうかを指定する
stats_exporterを追加しましたfalseを設定した場合はstats_collector_urlが指定されていたとしても統計情報がエクスポートされません
H.265¶
これは実験的機能です
2024 年 4 月 現在、WebRTC H.265 のプロファイルに対応している WebRTC ライブラリはありません。 現在 仕様策定中 です。
[ADD] H.265 サイマルキャストに対応しました
[ADD]
sora.confに H.265 のデフォルトレベル ID を指定する default_h265_param_level_id を追加しましたデフォルトは
93(3.1) です
[ADD] 認証払い出し時に H.265 のデフォルトレベル ID を指定する
video_h265_paramsを追加しました"video_h265_params": {"level_id": 93}のように指定できますlevel_id の値は 0 から 255 の間である必要があります
[ADD] シグナリング時に H.265 のデフォルトレベル ID を指定する
h265_paramsを追加しました"video": {"codec_type": "H265", "h265_params": {"level_id": 93}}のように指定できますlevel_id の値は 0 から 255 の間である必要があります
[ADD]
sora.confに、シグナリング時に H.265 のパラメータ指定を許可するかどうか設定する signaling_h265_params を追加しましたデフォルトは
falseです
2023.1.3¶
バグフィックスアップデート
- リリース:
2023-10-17
変更履歴¶
[FIX] 録画機能利用時、分割録画に失敗かつ分割録画ファイルが一つ以上生成されている場合に、終了処理に失敗する問題を修正しました
終了中の失敗のため、録画処理自体には影響はありません
[FIX] サイマルキャスト機能の
simulcast_encodingsとspotlight_encodingsのscalabilityModeのデフォルト値をL1T1に修正しましたAV1 サイマルキャスト利用時に
L1T1以外のscalabilityModeを利用すると録画ができない問題があります
[FIX] データチャネルを利用したメッセージング機能利用時に、パケロスが発生すると一定期間パケットを破棄してしまうことがある問題を修正しました
この問題は
orderedがtrueでmax_retransmitsやmax_packet_life_timeが設定されている場合に発生します
[FIX] クラスター機能利用時に、ノードの起動・停止と新規チャネルへの接続が重なると接続に失敗することがある問題を修正しました
[FIX]
sora.confのdefault_simulcast_ridの設定値が設定に反映されない問題を修正しました[FIX] 依存している OpenSSL を 3.1.3 にアップデートしました
2023.1.2¶
バグフィックスアップデート
- リリース:
2023-08-10
変更履歴¶
[FIX] Safari 側の問題により Safari 14 系および Safari 15 系の一部で Sora に接続できない問題を修正しました
Safari 15.6 以降では問題が修正されていることを確認しています
2023.1.1¶
バグフィックスアップデート
- リリース:
2023-07-14
変更履歴¶
[ADD] connection ログに
ice_connection_stateという ICE コネクション機能の統計情報を追加しましたサポートにて問題をより素早く解決しやすくするための追加です
[ADD] connection ログに
network_statusに不安定レベル毎の統計情報を追加しましたサポートにて問題をより素早く解決しやすくするための追加です
[ADD] GetStatsConnection API に
ice_connection_stateの統計情報を追加しました[ADD] GetStatsConnection API に
network_statusにレベル毎の統計情報を追加しました[FIX] CentOS 7 x86_64 利用時にセグメンテーション違反で Sora が落ちてしまう問題を修正しました
[FIX] DTLS 再ネゴシエーションの挙動を修正しました
[FIX] スポットライト機能利用時に OBS での WHIP が利用できない問題を修正しました
新しく WHIP エンドポイント URL 指定時に
spotlight=trueを指定することで利用できるようにしましたただし、音声がそのままでは配信されないため FocusSpotlightFixed API を利用して音声を配信する必要があります
[FIX] ICE コネクションステート機能で
disconnected時のクライアント状態確認の挙動を修正しました[FIX] PutSignalingNotifyMetadata API の結果の誤字を修正しました
[FIX] JoinCluster API のエラー応答の誤字を修正しました
2023.1.0¶
メジャーアップデート
- リリース:
2023-06-28
サポート期間変更¶
Sora 2023.1.0 より、サポート提供期間をメジャーアップデートがリリースされた日から 12 ヶ月後の月末最終日まで に変更しました
2023年 6 月リリースの Sora 2023.1.0 およびその後リリースされる可能性のある Sora 2023.1.x は、2024 年 6 月 30 日までサポート対象となります
詳細は サポートライフサイクル をご確認ください。
ハイライト¶
OBS で WebRTC を利用した配信を実現する WHIP に対応しました
詳細は OBS (WHIP) 機能 をご確認ください
VP9 / AV1 でのサイマルキャストに対応しました
詳細は VP9 と AV1 でのサイマルキャスト をご確認ください
メディアストリームを柔軟に制御するための 転送フィルター機能 を追加しました
音声ストリーミング機能に自動開始/停止機能を追加しました
詳細は 自動開始/停止機能 をご確認ください
IPv6 のみの環境での動作に対応しました
詳細は ipv6_only をご確認ください
互換なしの変更情報¶
移行用の設定である
sora_conf-legacy_webhook_audio_video_json_structureの設定のデフォルトをfalseに変更しました移行用の設定である
legacy_log_formatの設定のデフォルトをfalseに変更しました詳細は sora.conf の legacy_log_format の廃止 をご確認ください
移行用の設定である
legacy_log_extensionの設定のデフォルトをfalseに変更しました詳細は sora.conf の legacy_log_extension の廃止 をご確認ください
廃止情報¶
Ubuntu 18.04 向けパッケージのサポートを終了しました
詳細は Ubuntu 18.04 サポートの終了 をご確認ください
sora.confのsplit_archive_legacy_prefixを廃止しました詳細は sora.conf の split_archive_legacy_prefix の廃止 をご確認ください
sora.confのdefault_multistreamを廃止しました詳細は sora.conf の default_multistream の廃止 をご確認ください
sora.confのdcsctp_heartbeat_intervalを廃止しました詳細は DataChannel で利用している SCTP 関連の実験的な設定の廃止 をご確認ください
sora.confのdcsctp_slow_start_tcp_styleを廃止しました詳細は DataChannel で利用している SCTP 関連の実験的な設定の廃止 をご確認ください
変更履歴¶
[CHANGE] データチャネル関連の設定である
dcsctp_heartbeat_intervalを廃止しました[CHANGE] データチャネル関連の設定である
dcsctp_slow_start_tcp_styleを廃止しました[CHANGE] サイマルキャスト利用時に
"active": falseを指定したストリームは、~r0といった SDP が生成されますr1 と r2 が false の場合は
a=simulcast:recv r0;~r1;~r2のような SDP が生成されますこれは RFC 8853: Using Simulcast in SDP and RTP Sessions に準拠しています
[CHANGE]
sora.confのウェブフックの audio と video 項目のレガシーな入れ子構造を利用するsora_conf-legacy_webhook_audio_video_json_structureのデフォルト値をfalseに変更しましたこれは移行用設定です
[CHANGE]
sora.confのログフォーマットのレガシー形式を維持するlegacy_log_formatのデフォルト値をfalseに変更しましたこれは移行用設定です
[CHANGE]
sora.confの JSONL 形式で出力しているログのレガシー拡張子を.logに維持するlegacy_log_extensionのデフォルト値をfalseに変更しましたこれは移行用設定です
[UPDATE] RHEL 9.2 に対応しました
[UPDATE] RHEL 8.8 に対応しました
[ADD] 録画イベントウェブフック
recording.startedにdata.start_timestampを追加しました[ADD] 録画イベントウェブフック
recording.startedにdata.split_durationを追加しました[ADD]
sora.confに IPv6 アドレスのみを利用する ipv6_only の設定を追加しました[ADD] クラスター機能が有効な際、セッションウェブフックに
external_signaling_url項目を追加しましたsora.confの external_signaling_url に指定されている値がそのまま入ります
[ADD] モードが
block_new_connectionの場合は、接続に失敗する仕組みを追加しました[ADD] イベントウェブフックにログの書き込みが成功したかどうかを示す
log_writtenフラグを追加しましたイベントウェブフックログの書き込みが成功した場合は
"log_written": trueが含まれますイベントウェブフックログの書き込みが失敗した場合は
"log_written": falseが含まれますイベントウェブフックログには常に
log_writtenが含まれます
[ADD] 録画機能で録画ファイル生成に失敗したファイル情報を
recording.reportウェブフックやファイルにfailed_archivesという項目で追加しました[ADD] 録画機能の
recording.reportイベントウェブフックに"file_written"フラグを追加しましたreport-*.jsonファイルの書き込みに成功した場合"file_written": trueが含まれますreport-*.jsonファイルの書き込みに失敗した場合"file_written": falseが含まれますreport-*.jsonファイルには常にfile_writtenが含まれます
[ADD] 認証ウェブフックに
idを追加しました[FIX] IPv6 のみの環境で Firefox が正常に動作しない問題を修正しました
[FIX] Sora 終了中に HTTP API が呼ばれるとクラッシュログが出力される問題を修正しました
[FIX] 認証ウェブフックで
simulcastがfalseの場合でもsimulcast_ridが含まれていた問題を修正しましたsimulcastがfalseの場合はsimulcast_ridは含まれなくなります
[FIX] 録画機能で H.264 でまれに録画が失敗してしまう問題を修正しました
[FIX] スポットライト機能でフォーカスが当たっていない場合でも、無音の音声パケットが配信されてしまう問題を修正しました
パッケージファイル名の変更¶
OS 名とバージョンの間に - を入れるようにし、x86_64 もアーキテクチャを追加しました。
展開後のディレクトリにアーキテクチャは含まれません。
[CHANGE]
sora-2023.1.0-ubuntu22.04-arm64v8.tar.gzからsora-2023.1.0-ubuntu-22.04-arm64v8.tar.gzに変更しましたubuntu22.04をubuntu-22.04に変更しました
[CHANGE]
sora-2023.1.0-ubuntu20.04-arm64v8.tar.gzからsora-2023.1.0-ubuntu-20.04-arm64v8.tar.gzに変更しましたubuntu20.04をubuntu-20.04に変更しました
[CHANGE]
sora-2023.1.0-ubuntu22.04.tar.gzからsora-2023.1.0-ubuntu-22.04-x86_64.tar.gzに変更しましたubuntu22.04をubuntu-22.04に変更しましたファイル名に
-x86_64を追加しました
[CHANGE]
sora-2023.1.0-ubuntu20.04.tar.gzからsora-2023.1.0-ubuntu-20.04-x86_64.tar.gzに変更しましたubuntu20.04をubuntu-20.04に変更しましたファイル名に
-x86_64を追加しました
[CHANGE]
sora-2023.1.0-ubuntu20.04.tar.gzからsora-2023.1.0-ubuntu-20.04-x86_64.tar.gzに変更しましたubuntu20.04をubuntu-20.04に変更しましたファイル名に
-x86_64を追加しました
[CHANGE]
sora-2023.1.0-rhel9.2.tar.gzからsora-2023.1.0-rhel-9.2-x86_64.tar.gzに変更しましたrhel9.2をrhel-9.2に変更しましたファイル名に
-x86_64を追加しました
[CHANGE]
sora-2023.1.0-rhel8.8.tar.gzからsora-2023.1.0-rhel-8.8-x86_64.tar.gzに変更しましたrhel8.8をrhel-8.8に変更しましたファイル名に
-x86_64を追加しました
[CHANGE]
sora-2023.1.0-centos7.9.tar.gzからsora-2023.1.0-centos-7.9-x86_64.tar.gzに変更しましたcentos7.9をcentos-7.9に変更しましたファイル名に
-x86_64を追加しました
セッション破棄 API¶
[ADD] 指定したセッションを終了させる TerminateSession API を追加しました
channel_idの指定は必須で、session_idがオプションで指定できます
ヘルスチェック¶
[ADD]
http://<IP アドレス>:5000/.okで Sora のヘルスチェックができるようになりました単体利用時には問題が無ければ常に 200 OK を返します
クラスター利用時には
initialとblock_new_connectionモード時には503 Service Unavailableを返します
詳細は ヘルスチェック機能 をご確認ください。
シグナリング通知¶
[ADD] シグナリング通知の
"event_type": "connection.created"にtimestampを追加しましたdata にも
"data": [{"timestamp": "2023-06-28T10:00:00.999999", ...}, .. ]のようにtimestampが含まれるようになります
[ADD] シグナリング通知の
"event_type": "connection.created"にtimestampを含める設定 signaling_notify_connection_created_timestamp をsora.confに追加しましたデフォルトは
trueです
映像コーデックパラメーター指定機能¶
[ADD] ウェブフックに映像コーデックパラメーター
"video_vp9_params": {"profile_id": 0}を追加しましたこの設定を利用する場合
legacy_webhook_audio_video_json_structureがfalseである必要があります
[ADD] ウェブフックに映像コーデックパラメーター
"video_av1_params": {"profile": 0}を追加しましたこの設定を利用する場合
sora_conf-legacy_webhook_audio_video_json_structureがfalseである必要があります
[ADD] ウェブフックに映像コーデックパラメーター
"video_h264_params": {"profile_level_id": ""}を追加しましたこの設定を利用する場合
sora_conf-legacy_webhook_audio_video_json_structureがfalseである必要があります
[ADD] シグナリング接続時に H.264 のプロファイルレベル ID を
"video": {"codec_type": "H264", "h264_params": {"profile_level_id": "42e01f"}のように指定できるようになりましたこの指定を利用する場合は signaling_h264_params が
trueである必要がありますh264_paramsを指定する場合は、codec_typeはH264である必要があります
[ADD] シグナリング接続時に VP9 のプロファイル ID を
"video": {"codec_type": "VP9", "vp9_params": {"profile_id": 0}}のように指定できるようになりましたこの指定を利用する場合は signaling_vp9_params が
trueである必要がありますvp9_paramsを指定する場合は、codec_typeはVP9である必要がありますprofile_id には 0 から 3 までの値を指定できます
[ADD] シグナリング接続時に AV1 のプロファイルを
"video": {"codec_type": "AV1", "av1_params": {"profile": 0}}のように指定できるようになりましたこの指定を利用する場合は signaling_av1_params が
trueである必要がありますav1_paramsを指定する場合は、codec_typeはAV1である必要がありますprofile には 0 から 2 までの値を指定できます
[ADD] 認証成功時払い出しに VP9 のプロファイル ID を指定できる
"video_vp9_params": {"profile_id": 0}を追加しましたこの設定を利用する場合
sora_conf-legacy_webhook_audio_video_json_structureがfalseである必要がありますprofile_id には 0 から 3 までの値を指定できます
[ADD] 認証成功時払い出しに AV1 のプロファイルを指定できる
"video_av1_params": {"profile": 0}を追加しましたこの設定を利用する場合
sora_conf-legacy_webhook_audio_video_json_structureがfalseである必要がありますprofile には 0 から 2 までの値を指定できます
[ADD] 認証成功時払い出しに H.264 のプロファイルを指定できる
"video_h264_params": {"profile_level_id": "42e01f"}を追加しましたこの設定を利用する場合
sora_conf-legacy_webhook_audio_video_json_structureがfalseである必要がありますh264_profile_level_idは 2024 年 6 月リリース予定の Sora にて廃止します
[ADD]
sora.confに VP9 のプロファイル ID のデフォルト値を指定する default_vp9_param_profile_id を追加しましたデフォルトは 0 が設定されています
0 から 3 までの値を指定できます
[ADD]
sora.confに AV1 のプロファイルのデフォルト値を指定する default_av1_param_profile を追加しましたデフォルトは 0 が設定されています
0 から 2 までの値を指定できます
[ADD]
sora.confに H.264 のプロファイルレベル ID のデフォルト値を指定する default_h264_param_profile_level_id を追加しました既存の default_h264_profile_level_id は 2024 年 6 月リリース予定の Sora にて廃止します
OBS (WHIP) 対応¶
OBS が対応予定の WebRTC (WHIP) で配信ができるようになりました。
[ADD]
sora.confに OBS (WHIP) を有効にする whip を追加しましたデフォルトは
falseです
[ADD]
sora.confに OBS (WHIP) の Bearer トークンを認証ウェブフックのmetadataに対応させるキーを指定する whip_bearer_token_metadata_key を追加しましたOBS (WHIP) からの接続についても Bearer トークンを利用した認証機能が利用できます
デフォルトは未指定です
[ADD] WHIP 向けエンドポイント URL
https://example.com/whip/<channel-id>を追加しましたクエリー文字列で
client_idとbundle_idを指定できるようになりました
[ADD] WHIP 向けリソース URL
https://example.com/whip-resource/<channel-id>/<secret>を追加しましたPATCH と DELETE メソッドに対応しています
[ADD] WHIP を利用した際、認証ウェブフックに
whip: trueを追加しましたWHIP を利用していない接続の場合はこの項目は含まれません
詳細は OBS (WHIP) 対応機能 をご確認ください。
VP9 / AV1 サイマルキャスト対応¶
[UPDATE] VP9 と AV1 でのサイマルキャスト機能に対応しました
Chrome 113 以降でスポットライト機能にて VP9 と AV1 が利用できるようになりました
Edge 113 以降でスポットライト機能にて VP9 が利用できるようになりました
[UPDATE] 認証成功時の払い出し
simulcast_encodingsとspotlight_encodingsでscalabilityModeを指定できるようになりましたデフォルトでは
scalabilityModeにL1T3が設定されています
[UPDATE] simulcast_encodings_file と spotlight_encodings_file で
scalabilityModeを指定できるようになりました
詳細は scalabilityMode をご確認ください。
Lyra 録音機能¶
[ADD] 録画機能に Lyra コーデックを利用した際に WebM ファイルで録音する仕組みを追加しました
詳細は Lyra コーデックの録画ファイル をご確認ください。
転送フィルター機能¶
今まで PauseRtpStream / ResumeRtpStream API で実現していたメディアストリームの停止/再開をより細かく、柔軟に設定をできるようにした、 転送フィルター機能を追加しました。
[ADD] セッション生成時
forwarding_filterを指定することでチャネル単位の転送フィルターを追加できるようになりました[ADD] シグナリング接続時に
forwarding_filterを指定することで接続単位の転送フィルターを追加できるようになりました[ADD] 認証成功時に
forwarding_filterを指定することで接続単位の転送フィルターを追加できるようになりました[ADD] チャネル単位でチャネルとコネクションの転送フィルターを確認できる ListForwardingFilters API を追加しました
[ADD] チャネル単位の転送フィルターを作成する CreateChannelForwardingFilter API を追加しました
[ADD] チャネル単位の転送フィルターを更新する UpdateChannelForwardingFilter API を追加しました
[ADD] チャネル単位の転送フィルターを削除する DeleteChannelForwardingFilter API を追加しました
[ADD] コネクション単位の転送フィルターを作成する CreateConnectionForwardingFilter API を追加しました
[ADD] コネクション単位の転送フィルターを更新する UpdateConnectionForwardingFilter API を追加しました
[ADD] コネクション単位の転送フィルターを削除する DeleteConnectionForwardingFilter API を追加しました
[ADD] 転送フィルターで転送がブロックされたタイミングでシグナリング通知する機能を追加しました
[ADD] 転送フィルターで転送がブロックが解除されたタイミングでシグナリング通知する機能を追加しました
[ADD]
sora.confに転送フィルターをシグナリング経由で指定できるかどうかを設定する signaling_forwarding_filter を追加しましたデフォルト は
falseです
[ADD]
sora.confに転送フィルターのブロックの状態が変わったタイミングでシグナリング通知を飛ばすかどうかを設定する signaling_notify_forwarding_filter を追加しましたデフォルト は
trueです
詳細は 転送フィルター機能 をご確認ください。
SDP 再利用機能¶
今までマルチストリーム利用した際に、クライアント切断してもその SDP が残ってしまう問題がありました。 今回のリリースで、SDP を再利用する仕組みにより SDP が残る問題を解決しました。
[CHANGE]
recycle_media_sectionがtrueの際に、SDP を再利用する仕組みを追加しました[ADD]
sora.confに SDP の再利用を行う recycle_media_section 設定を追加しましたデフォルトは
trueです
音声ストリーミング機能¶
[ADD] 音声ストリーミングの結果通知の状態を確認する ListAudioStreamingResultPushState API を追加しました
[ADD] 音声ストリーミング機能にサブスクライブが 0 になると音声ストリーミングを停止し、サブスクライブが 1 以上になると音声ストリーミングを開始する機能を追加しました
この機能はセッション生成時に指定できます
この機能が有効になっている場合は音声ストリーミング開始/終了 API は利用できません
[ADD] セッションウェブフックの払い出しに音声ストリーミングの自動開始と停止を有効にする
audio_streaming_autoを追加しましたこの設定を利用する場合は必ず
audio_streamingをtrueで払い出す必要があります
[ADD]
sora.confに音声ストリーミングのウェブフックを送信するかどうかを設定する ignore_audio_streaming_webhook を追加しましたデフォルトは
trueで、送信しません
[ADD] 音声ストリーミング機能の開始のウェブフック
audio-streaming.startedを追加しましたsora.confにて ignore_audio_streaming_webhook をfalseにすることで送信します
[ADD] 音声ストリーミング機能の終了のウェブフック
audio-streaming.stoppedを追加しましたsora.confにて ignore_audio_streaming_webhook をfalseにすることで送信します
WebSocket 経由シグナリングでの ping / pong / stats のインターバルやタイムアウトの設定¶
WebSocket 経由でのシグナリングにおいて、 "type": "ping" や "type": "pong" のインターバルやタイムアウトを設定できるようになりました。
また "type": "ping" 送信時の "stats": true にする間隔を指定できるようになりました。
[CHANGE]
"type": "ping"時におくる"stats": trueの間隔を 5 秒から 30 秒に変更しました[ADD]
sora.confに ping を送信する間隔を指定する websocket_signaling_ping_interval 設定を追加しましたデフォルトは
5 sです最小は
5 sです最大は
300 sです
[ADD]
sora.confに pong のタイムアウト時間を指定する websocket_signaling_pong_timeout 設定を追加しましたデフォルトは
60 sです最小は
60 sです最大は
600 sです
[ADD]
sora.confに ping 送信時に"stats": trueにする間隔を指定する websocket_stats_timer_interval 設定を追加しましたデフォルトは
30 sです最小は
30 sです最大は
600 sです
クラスター機能利用時のディスク障害時の対応を追加¶
[CHANGE] クラスター利用時に
block_new_connectionモードへ遷移した場合には新規接続のリダイレクトを行わないように変更しました[ADD] クラスター利用時にディスク障害が発生した際に、
block_new_connectionモードへ遷移する機能を追加しました